虫歯治療

むし歯の症状について

虫歯は急に進行するわけではなく、長い年月をかけて徐々に進行していきます。ごく初期の段階(CO=経過観察)を過ぎてしまうと悪化の一途をたどります。歯は一度悪くなってしまうと、もとの状態には戻らないという認識が大切です。歯科医院では、虫歯の進行状況にあわせて、それぞれCO〜C4という記号で虫歯の進行状態をあらわします。

虫歯の進行過程

虫歯の進行状況にあわせて治療内容も大きく変わります。

CO:経過観察

この段階であれば、しっかりとした処置をすることで削らずに自然治癒(再石灰化)させることが可能です。

C1:エナメル質が溶け表面に穴があいている状態

虫歯の初期段階であるC1になると、治療が必要になりますが、虫歯を削りレジン(プラスチック)を詰め、1回の治療で終えることができます。

C2:穴が象牙質にまで拡大している状態

冷たいものを飲むことで歯に違和感を覚えるのは、C2の段階です。この段階までであれば、歯を削る量は可能な限り少なくすることができます。

また、治療回数も 2回程度と短期間で終えることが可能です。この段階までであれば治療は短期間で終わります。しかし、C3以降になると話が大きくかわってきます。

C3:歯がかなり失われている状態

C2の時よりも痛みの自覚症状が強くなります。C3以降の治療は、虫歯が神経に到達しているため、神経を除去する治療が必要になります。そして、神経除去後は歯が非常にもろくなりますので、クラウンなどの「かぶせもの」を装着することになります。治療回数は5~6回かかります。

神経除去治療は肉眼では見えない手探りの根気のいる治療になります。そのため、C3以降の治療は 長い治療期間をともなった治療となります。つまり、痛い治療が嫌だからといって、治療を先のばしにしていると大きな痛みと長い治療期間という、まさに患者さんにとって一番嫌な状況に陥ってしまいます。

C4:歯の根しか残っていない状態

残念ながら、ここまできてしまった歯は基本的に残すことができません。しかし、周囲の骨、歯の根の状況などによっては歯を残す治療も可能となることもあります。治療回数は7~8回程です。まずはご相談下さい。

※C4まで進んでしまった場合は、 嘘のように「痛み」がなくなります。痛みがなくなったので「歯医者にいかなくてもいいや」と考える方が多いかと思いますが、その考えは非常に危険です。痛みがなくなったのは神経(歯髄)が死んで歯が腐ってしまったからです。虫歯はその間にも徐々に進行しています。そのまま放置した場合、最悪「顎骨骨髄炎」「口底蜂窩識炎」といった命にかかわる病気を引き起こすことがあります。

※抜歯した後の対処法としましては 入れ歯をご覧ください。

むし歯を予防するためには?

虫歯を削り、金属の詰め物・かぶせ物をすれば、何だか以前よりも歯が強くなった感じがしますよね。しかし、残念ながら、歯は削れば削るほど弱くなっていきます。言い換えると、治療をすればするほど虫歯の再発リスクは高くなります。

しかしせっかく治療した歯なのです。長く、快適に活用するためには、定期的に歯科医院でのメンテナンスをすることが非常に効果的です。

『当院の2つの治療方針』


早期発見・早期治療

出来る限り初期の段階で虫歯を発見し治療する事を考えております。小さい治療の虫歯であれば、痛みの苦痛もなく、麻酔もすることなく治療も可能です。

自覚症状が起こらないうちに治療が出来るよう定期的な検査をして下さい。



再度の治療がない治療を心懸けます

虫歯の場合は徹底的に取り、2次的な予防を行います。「当たり前のことを丁寧に行う」ことをここで宣言します!

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